金子 嵩宜

透明の中の見えない場

-虚の不透明性を用いた渋谷現在美術館-

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「虚の不透明性」は前後の空間で認識にズレが生じ、不可視な場を知覚することが出来る。透明であり不透明な空間は訪問者自ら場を発見することができ、都市で不可視となった場を知覚する。認識的な不透明性が拡大されることでアートの存在は担保され、都市の風景・活動が映り込むことで抽象的なアートに場所性が付加されアートを強く印象づけることができ、都市の延長としての現在美術館となる。